【AI指数観察ログ】STV賞(3勝)8/1 札幌11R|1位アイスグリーン、16番人気想定エンドロールを2位評価

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2026年8月1日の札幌11Rは、芝2000mで行われる3勝クラスのSTV賞です。

今回のAI指数では、3番アイスグリーンが勝利確率13.60%で1位となりました。

ただ、それ以上に目を引くのが2位です。AIは予想オッズ215.2倍、16番人気想定の5番エンドロールを勝利確率10.73%で高く評価しました。

一方、近走成績を見るとエンドロールは1年1か月ぶりの実戦です。ここまで市場評価とAI評価が食い違う場合、単純に「大穴を見つけた」と考えるより、AIが何を拾い、何を十分に評価できていないのかを確認する材料としても興味深いレースです。

馬柱では16頭立てのハンデ戦。AI上位5頭も4歳から7歳まで幅広く、斤量も53~57kgと差があります。

今回もAI指数と馬柱を照らし合わせながら、上位5頭を見ていきます。

STV賞のAI指数上位5頭

AI順位馬番馬名p_win予想オッズ人気想定
1位3アイスグリーン13.60%15.2倍9人気
2位5エンドロール10.73%215.2倍16人気
3位10ヨヒーン7.31%10.9倍5人気
4位8キャントウェイト5.88%11.6倍7人気
5位9マイネルフーガ5.38%13.3倍8人気

上位5頭の勝利確率を合計すると42.90%です。

1位アイスグリーンでも13.60%にとどまっており、AIとしては「1頭が抜けたレース」という評価ではありません。

それより特徴的なのは人気とのズレです。

AI1位は9番人気想定、2位は16番人気想定。さらに上位5頭に1~4番人気想定馬が入っておらず、今回はかなり市場とは異なる評価になりました。

AI勝率から単純換算したオッズを見る

p_winをそのまま勝率として「1÷勝率」で単純換算すると、次のようになります。

馬名AI勝率単純換算オッズ予想オッズ
アイスグリーン13.60%約7.4倍15.2倍
エンドロール10.73%約9.3倍215.2倍
ヨヒーン7.31%約13.7倍10.9倍
キャントウェイト5.88%約17.0倍11.6倍
マイネルフーガ5.38%約18.6倍13.3倍

もちろん、これはp_winが正しく確率校正されていることを前提にした単純比較です。また、掲載されているのは最終オッズではなく予想オッズなので、そのまま期待値を意味するものではありません。

それでも面白いのは、アイスグリーンとエンドロールです。

特にエンドロールは、

AI評価:約9.3倍相当
市場評価:215.2倍想定

という極端な差になっています。

ここまで差があると、「AIが大穴を発見した」というより、まずモデル側の評価理由を疑ってみる価値があります。

今回のSTV賞は、この評価差そのものが観察ポイントになりそうです。

AI指数1位は3番アイスグリーン

AI指数1位はアイスグリーンです。

勝利確率は13.60%。馬柱では6歳牡馬、57kg、小沢大仁騎手。中2週での出走となります。

前走は函館芝1800mの五稜郭S。

5番手付近から進み、上がり34秒9で3着。勝ったカテリーナとの差は0秒2でした。

直近の戦績を見ると、

  • 五稜郭S 3着、0.2秒差
  • 関門橋S 7着、0.9秒差
  • アンドロメダS 8着、0.7秒差
  • 大原S 2着、0.2秒差

となっています。

3勝クラスではなかなか勝ち切れていませんが、昨年の大原Sでは芝2000mで2着。前走も3勝クラスで0秒2差です。

今回のAI評価は、馬柱から見ても完全に突飛とは感じません。

むしろ気になるのは人気です。

予想オッズ15.2倍の9番人気に対し、AIはメンバー中1位の13.60%。

今回の上位5頭の中では、最も「指数と馬柱の両方から狙いを理解しやすい馬」に見えます。

前走から中2週というローテーションになりますが、前走で大きく崩れていないこと、函館から札幌という北海道開催での転戦であることも含めて観察したいところです。

AIが市場よりかなり高く評価した馬として、今回の中心的な観察対象です。

AI指数2位エンドロールはどう扱うべきか

今回、最も悩ましいのがエンドロールです。

AI勝利確率は10.73%で2位。

しかし、

  • 7歳牡馬
  • 55kg
  • 1年1か月休養
  • 予想オッズ215.2倍
  • 16番人気想定

という馬柱です。

前走は2025年6月28日のバーデンバーデンCで13着。その前の江の島Sでは芝2400mで3着、メトロポリタンSでは0秒4差の8着でした。

長い距離では、オープンクラスを含め一定の走りをしていた時期があります。

今回55kgで出走できる点もあります。

ただし、最大の問題はやはり1年1か月ぶりです。

馬柱上の休み明け成績も、

鉄砲[0.0.0.2]

となっています。

ここを無視して「AIが10.73%だから狙える」と考えるのは危険です。

むしろ今回は、

長期休養という情報をAIがどの程度適切に減点できているのか

を確認するケースとして興味深いです。

過去の能力、斤量、距離適性などが指数を押し上げている可能性は考えられますが、実際にどの特徴量が10.73%という評価につながったかは、モデルの特徴量重要度を確認しなければ分かりません。

そのため、「AIの大穴本命」と扱うよりも、

指数の挙動を検証するための重要馬

くらいに捉えておきたいです。

もしここで好走するようなら非常に興味深い結果ですし、大敗する場合も長期休養馬に対する補正を見直す材料になります。

3位ヨヒーンは馬柱との整合性が高い

AI指数3位はヨヒーンです。

4歳牝馬で斤量53kg。鮫島克駿騎手が騎乗します。

前走は函館芝2000mの洞爺湖特別で1着。

5番手付近から進め、上がり35秒0。ラブリーリディアとの接戦を制しました。

今回は2勝クラスから3勝クラスへの昇級戦ですが、

  • 前走と同じ芝2000m
  • 函館から札幌への北海道開催
  • 斤量53kg
  • 4歳馬
  • 中4週

と、馬柱だけを見ると今回の条件には入りやすそうです。

AI勝利確率は7.31%で3位。

一方、予想オッズは10.9倍の5番人気です。

アイスグリーンやエンドロールほどAIと市場の評価差はありません。

むしろ今回の上位馬では、

AI評価と人間が馬柱から感じる評価が比較的近いタイプ

でしょう。

昇級戦という壁はありますが、前走と同距離で勝ってきた53kgの4歳牝馬という条件は魅力です。

AI指数が人気薄ばかりを上位に置いた今回、その中では比較的素直に評価できる存在です。

4位キャントウェイトは3勝クラスで安定

AI指数4位はキャントウェイトです。

5歳牡馬、56kg、丹内祐次騎手。中7週での出走です。

近2走は、

レース距離着順着差
垂水S芝2000m5着0.5秒
府中S芝2000m3着0.4秒

と、今回と同じ2000mの3勝クラスで続けて大きく崩れていません。

2025年の大原Sでも3着で、アイスグリーンとは0秒1差でした。

勝ち切れてはいませんが、3勝クラスでの能力比較という意味では分かりやすい馬です。

AI勝利確率は5.88%で4位。

予想オッズ11.6倍に対して、AI勝率からの単純換算では約17.0倍なので、「AIだけが高く評価している馬」ではありません。

今回の役割としては、一発を期待する存在というより、

3勝クラスで安定して走ってきた基準馬

として見ておきたいです。

アイスグリーンやヨヒーンと比較したとき、どちらが札幌芝2000mで上位に来るのかは、今後の指数精度を考えるうえでも参考になりそうです。

5位マイネルフーガは昇級でも55kg

AI指数5位はマイネルフーガです。

4歳牡馬で55kg。斎藤新騎手が騎乗します。

前走は函館芝1800mの北海ハンデキャップ。

2番手から進め、そのまま押し切って1着。テルヒコウに0秒2差をつけました。

今回は2勝クラスから3勝クラスへの昇級となります。

前走から中2週で、函館から札幌への転戦です。

ヨヒーンと似ている部分もあり、

  • 4歳
  • 前走北海道開催で勝利
  • 2勝クラスから昇級
  • 軽めのハンデ

というタイプです。

ただしヨヒーンは前走が今回と同じ2000mなのに対し、マイネルフーガは1800mから2000mへの距離延長となります。

AI評価も、

  • ヨヒーン 7.31%
  • マイネルフーガ 5.38%

と差がつきました。

この2頭の比較は面白いところです。

同じ昇級馬でも、AIはヨヒーンを一段上に評価しました。

今回は「人気薄を当てるレース」よりAIと市場のズレを見るレース

今回のSTV賞は、AI指数の並びだけを見るとかなり刺激的です。

1位が9番人気想定、2位が16番人気想定だからです。

ただし、ここで注意したいのは、

人気薄を上位にしたこと自体に価値があるわけではない

ということです。

重要なのは、長期的に見て市場より正しく勝率を評価できているかです。

今回でいえば、特に次の2頭を分けて考える必要があります。

アイスグリーン

前走3勝クラス3着、2000mでも好走歴あり。

15.2倍想定に対してAI1位という評価は、馬柱からもある程度説明できます。

こちらは「市場よりAIが高く評価した馬」として素直に検証できます。

エンドロール

1年1か月ぶりで16番人気想定にもかかわらずAI2位。

こちらは「市場が見落としている」というより、モデルが長期休養などを適切に処理できているかを先に疑うべきケースです。

同じ人気薄でも意味合いはかなり違います。

この区別は、今後AI指数を期待値判断に利用するうえで重要になりそうです。

今回の注目5頭を整理

最終的に、AI指数と馬柱を合わせた印象を整理すると次のようになります。

馬名AI評価馬柱からの見方今回の観察ポイント
アイスグリーン1位近走安定市場より高いAI評価が正しいか
エンドロール2位1年1か月休養AIの極端な穴評価を検証
ヨヒーン3位前走2000m勝利昇級+53kgが通用するか
キャントウェイト4位3勝クラス安定相手なりの安定感を維持できるか
マイネルフーガ5位前走2勝クラス勝利昇級+距離延長への対応

個人的に今回もっとも結果を見たいのは、アイスグリーンとエンドロールです。

アイスグリーンが好走すれば、「市場より高く評価した人気薄を拾えた」という比較的分かりやすい成功例になります。

対してエンドロールがどう走るかは、モデルそのもののチェックにつながります。

16番人気想定の馬を2位まで押し上げた評価が意味のあるシグナルなのか、それとも長期休養馬に対する評価の歪みなのか。

こちらは的中・不的中だけではなく、今後のモデル改善という意味でも重要な1頭です。

まとめ

2026年STV賞のAI指数1位は、3番アイスグリーンの13.60%でした。

前走の五稜郭Sでは3着、勝ち馬とは0秒2差。芝2000mでも3勝クラスの大原Sで2着があり、予想9番人気ながらAI1位という評価には馬柱上の裏付けもあります。

一方、最大の注目はAI2位エンドロールです。

予想16番人気、215.2倍ながら勝利確率10.73%。ただし1年1か月ぶりの実戦で、休み明け成績も[0.0.0.2]です。

ここは単純に「超大穴候補」と見るより、AIが長期休養馬を適切に評価できているかを確認する重要なケースになりそうです。

3位ヨヒーンは前走函館芝2000mを勝っており、53kgでの昇級戦。4位キャントウェイトは3勝クラスの芝2000mで安定しており、5位マイネルフーガは函館で2勝クラスを勝っての昇級戦です。

今回のAI上位5頭は、人気馬を順番に並べただけの予想とはかなり異なります。

特に注目したいのは、

「AIが市場と違う答えを出したとき、その違いには理由があるのか」

という点です。

アイスグリーンのように馬柱からも説明しやすい評価と、エンドロールのように強い違和感を伴う評価。この2つを同じ「穴馬評価」として扱わず、レース後に分けて検証していきたいと思います。

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