【AI指数観察ログ】御陵S(3勝)10/10 京都11R|AI指数1位は10番人気ショウサンジョージ人気との大きなズレをどう見るか

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2026年10月10日の京都11Rは、ダート1800mで行われる3勝クラスの御陵ステークスです。13頭立てのハンデ戦で、競馬新聞ではスローペース想定。11番サイモンシュバリエが逃げ候補となり、3番ドラゴン、6番オリーブグリーン、13番サンライズケヴィンなどが前につける展開が想定されています。

今回かなり興味深いのは、AI指数と人気が大きく食い違っていることです。

AI指数1位は4番ショウサンジョージで、p_winは0.1536。ところが競馬新聞掲載時点では単勝21.7倍の10番人気でした。

2位以下が0.08前後に固まっているだけに、単純な混戦というよりも「AIだけが1頭をかなり高く評価している」形です。

今回はこのズレを中心に、AI指数と馬柱を照らし合わせながら御陵Sを観察していきます。

御陵SのAI指数

今回の上位5頭は以下の通りです。

順位馬番馬名p_win新聞掲載オッズ人気
14ショウサンジョージ0.153621.7倍10人気
26オリーブグリーン0.08248.9倍6人気
313サンライズケヴィン0.07764.3倍1人気
410ベルダイナフェロー0.062831.3倍12人気
58メイショウコガシラ0.059514.5倍8人気

まず目につくのは、1位ショウサンジョージの突出です。

2位オリーブグリーンが0.0824なので、1位との差は0.0712。数値だけならショウサンジョージは2位の約1.86倍です。

ただし、p_win=0.1536は「勝率15%程度」という意味でもあります。

つまり、

「ショウサンジョージで決まり」ではなく、「混戦のなかではショウサンジョージをかなり高く評価している」

と捉えるのが自然でしょう。

上位5頭を合計しても0.4359です。残り8頭に約56%が残っているため、レース全体としては決して堅い指数構成ではありません。

AI指数1位・ショウサンジョージはなぜ面白いのか

今回もっとも観察してみたいのが4番ショウサンジョージです。

前走の柳都Sは10着。2走前の上賀茂Sも10着で、近2走だけを見ると積極的に評価しにくい馬です。

しかし3走前の京都ダート1800m・観月橋Sでは、勝ち馬マイノワールから0.5秒差の4着。さらに今年1月には京都ダート1800mの2勝クラスを勝っています。今回と同じ京都のダート中距離では一定の実績を残しています。

ここはAI評価を考えるうえで重要です。

直近着順だけ並べると、

  • 10着
  • 10着
  • 4着
  • 1着

です。

人間の感覚ならどうしても「最近走っていない馬」という印象が先に来ます。

一方でモデル側が、

  • 京都ダートでの内容
  • ハンデ55kg
  • 過去の位置取り
  • 3勝クラスでの着差
  • コースや距離との組み合わせ

などを総合しているなら、着順ほど能力を落としていないと判定している可能性があります。

特に観月橋Sの1分51秒3という走破時計は今回のメンバー比較では無視しにくい材料です。

もちろん、AIが何の特徴量を理由に0.1536まで押し上げたのかを一点に特定することはできません。

それでも、

「近走着順の悪さ」と「AI評価の高さ」が最も大きく食い違っている馬

という意味で、今回の中心的な観察対象になります。

2位オリーブグリーンは巻き返せるか

AI指数2位は6番オリーブグリーン。

p_winは0.0824です。

前走の鶴ヶ城Sは10着、勝ち馬から3.1秒差と大敗しました。一方、2走前の京都ダート1800m・桃山Sでは10番人気ながら5着。上がり35.6秒を記録し、勝ち馬との差は0.7秒でした。

さらに3走前には中山ダート1800mの2勝クラスを勝っています。 20261010_京都11R御陵S_netkeiba競馬新聞_…

こちらもショウサンジョージと似ています。

直近の大敗をそのまま評価すると買いにくい一方、京都1800mへ戻ることで見直せる材料がある馬です。

今回は55kg。

また、新聞の展開図では先行グループに入っています。

スロー想定なら、後ろから一気に差す馬よりも、ある程度前につけられる馬に展開面の恩恵が生まれやすくなります。

3か月半ぶりという点は不確定要素ですが、AI2位という評価を見る限り、前走10着だけで切ってしまうと少し危険なのかもしれません。

1番人気サンライズケヴィンをAIは3位評価

一方、市場からもっとも支持されているのが13番サンライズケヴィンです。

単勝4.3倍の1番人気。

前走の鳥取特別では2番手から抜け出し、2着馬に0.6秒差をつけて快勝しました。3歳馬で55kgという条件も魅力です。

ところがAI指数は3位の0.0776。

決して低評価ではありませんが、ショウサンジョージの半分ほどです。

ここには今回のレースで面白い構図があります。

市場
→ サンライズケヴィンの上昇度を高く評価

AI
→ サンライズケヴィンも評価するが、それ以上にショウサンジョージを評価

サンライズケヴィンの場合、前走までは2勝クラスです。

過去には伏竜S5着、青竜S14着と、上位クラスで壁にぶつかった経験もあります。

もちろん当時から成長している可能性は十分あります。それでも「前走0.6秒差圧勝=今回もそのまま強い」と評価するより、昇級戦という条件を割り引いて考えている可能性があります。

これはまさに、人気とAIを比較するときに観察したいポイントです。

12番人気ベルダイナフェローがAI4位

さらに面白い存在が10番ベルダイナフェローです。

AI指数0.0628で4位。

一方、競馬新聞では31.3倍の12番人気です。

前走柳都S9着、立夏S8着、小倉城S13着、白嶺S11着。

馬柱だけを見ると強調材料はかなり少なく見えます。

ただし今回は52kg。

ショウサンジョージ、オリーブグリーン、サンライズケヴィンが55kgなのに対して3kg軽くなります。

前走の柳都Sではスタート後につまずいて12番手付近からの競馬。それでも勝ち馬との差は1.2秒でした。

これまでの着順をそのまま能力差と見るのか。

それともハンデ52kgや展開条件を加味して、人気ほど差はないと見るのか。

AIは明らかに後者寄りです。

ショウサンジョージほどではありませんが、ここもAIと市場の評価差が非常に大きい馬です。

メイショウコガシラは「届く展開」になるか

5位は8番メイショウコガシラ。

p_win=0.0595です。

ここ3戦は、

  • 堺S 5着
  • 三河S 5着
  • 薩摩S 7着

と、3勝クラスで大きく崩れてはいません。

特に三河Sでは直線で詰まる場面がありながら0.6秒差。前走堺Sでも中団から詰めています。

能力的には、このクラスでまったく足りない馬ではないでしょう。

ただし今回気になるのは展開です。

新聞ではスローペース想定。

メイショウコガシラは差しタイプなので、前にいる馬が楽をすると、直線で脚を使っても届かない可能性があります。

AI5位という評価は妥当感がありますが、指数以上に展開依存度が高そうな馬として見ておきたいところです。

AI指数と人気を比較すると構図がかなり違う

今回の御陵Sを面白くしているのは、AI順位と人気順位のズレです。

整理するとこうなります。

馬AI順位人気評価のズレ
ショウサンジョージ1位10人気AIが大幅に高評価
オリーブグリーン2位6人気AIがやや高評価
サンライズケヴィン3位1人気市場の方が高評価
ベルダイナフェロー4位12人気AIが大幅に高評価
メイショウコガシラ5位8人気AIがやや高評価

通常なら人気馬と指数上位馬がある程度重なります。

しかし今回は、1番人気サンライズケヴィンがAI3位。

そして10番人気と12番人気がAI1位、4位です。

かなり珍しい形です。

p_win×オッズを見るとショウサンジョージが突出

参考として、新聞掲載時点のオッズをそのまま使い、

p_win × 単勝オッズ

を計算してみます。

馬p_winオッズp_win×odds
ショウサンジョージ0.153621.73.33
オリーブグリーン0.08248.90.73
サンライズケヴィン0.07764.30.33
ベルダイナフェロー0.062831.31.97
メイショウコガシラ0.059514.50.86

かなり極端な数字になりました。

特にショウサンジョージの3.33は異常値に近く、ベルダイナフェローも1.97です。

ただし、ここは注意が必要です。

掲載オッズは前日時点の数字なので、最終オッズとは大きく変わる可能性があります。

またp_win自体が完全に校正された真の勝率とは限らないため、これをそのまま「期待回収率333%」と解釈することもできません。

それでも、

「モデル評価に対して市場価格がかなり高い」

という観察指標としては非常に面白い数字です。

今回のレースでは、単純に指数順位を見る以上に、AIと市場の認識差を見る価値がありそうです。

スローペースなら先行馬に注意したい

新聞の展開想定ではスローペース。

11番サイモンシュバリエが逃げ、3番ドラゴン、6番オリーブグリーン、13番サンライズケヴィンなどが続く形です。

この想定通りなら、極端な追い込み決着よりも、

好位~中団前で運べる馬

を重視したいレースになります。

その意味でも、

ショウサンジョージ
オリーブグリーン
サンライズケヴィン

というAI上位3頭は展開との相性も悪くありません。

特にショウサンジョージは過去に4~6番手付近から競馬をしており、逃げる必要がないのも好材料です。

逆に前が楽をした場合、メイショウコガシラのような差し馬には少し厳しくなるかもしれません。

ただし13頭立てのハンデ戦です。

サイモンシュバリエやサンライズケヴィンが主導権を争ったり、途中から別の馬が動いたりすれば、スロー想定が崩れることもあります。

展開予想そのものを絶対視しないことも重要でしょう。

今回は「最近の着順」をどこまで疑えるかを見るレース

御陵SのAI指数を見ていると、ひとつテーマが浮かびます。

それは、

近走着順の悪い馬をどこまで見直せるか

です。

ショウサンジョージは10着→10着。

オリーブグリーンは10着。

ベルダイナフェローは9着→8着→13着。

普通に馬柱を眺めているだけなら、積極的に上位評価しにくい馬が並びます。

ところがAIはそこを高く評価しました。

競馬予想で難しいのは、着順そのものと能力を混同してしまうことです。

着順には、

  • 展開
  • 馬場
  • コース
  • 枠順
  • 位置取り
  • ハンデ
  • 相手関係

など大量の要因が混ざります。

今回AI1位となったショウサンジョージが結果を出すなら、「悪い着順の裏側にある内容を拾えていた」という興味深い事例になります。

反対に人気通りサンライズケヴィンが勝つのであれば、「近走パフォーマンスと上昇度を市場が正しく評価していた」という結果です。

どちらになるのか。

指数そのものの的中だけでなく、AIと市場のどちらの評価構造が正しかったのかまで含めて振り返りたいレースです。

まとめ

2026年の御陵Sは、AI指数と人気がかなり食い違う面白い一戦になりました。

AI指数1位は4番ショウサンジョージのp_win=0.1536。

2位オリーブグリーン0.0824を大きく引き離しており、今回のモデルはかなり明確にショウサンジョージを高く評価しています。

一方、市場では10番人気。

さらにAI4位のベルダイナフェローも12番人気で、人気との大きなズレが発生しています。

対照的に1番人気サンライズケヴィンはAI3位。前走圧勝の上昇馬ではあるものの、AIは市場ほど圧倒的には評価していません。

今回の注目点を整理すると、

  • AI1位ショウサンジョージは10番人気
  • 京都ダート1800mでは過去に好内容あり
  • オリーブグリーンも京都替わりで巻き返し候補
  • 1番人気サンライズケヴィンはAI3位
  • 12番人気ベルダイナフェローをAIが4位評価
  • 新聞ではスロー想定で、先行~好位勢が有利になりやすそう

という構図です。

個人的には、今回もっとも結果を確認したいのはショウサンジョージです。

人気薄だから面白いのではなく、「AIがなぜこれほど高く評価したのかを、レース結果から逆算して考えられる馬」だからです。

当たるか外れるかだけで終わらせず、人気との大きな乖離が何を意味していたのか。

御陵Sは、AI指数を観察するというこのブログのテーマにかなり合ったレースになりそうです。

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