【AI指数観察ログ】シリウスS(GⅢ)9/26 阪神11R|AI指数1位はゼットリアン、人気薄カズタンジャーまで上位評価

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2026年9月26日の阪神11R・シリウスSを、競馬AIの勝率指数と馬柱を掛け合わせて見ていきます。

今回のAI指数上位は以下の5頭でした。

AI順位馬番馬名p_win馬柱取得時オッズ・人気
12ゼットリアン0.10959.6倍・5人気
213ラムジェット0.10105.2倍・1人気
31ジューンアヲニヨシ0.099214.4倍・9人気
412マイノワール0.09127.7倍・4人気
515カズタンジャー0.082529.0倍・14人気

まず目につくのは、AI1位でもp_winは**10.95%**にとどまっていることです。

1位ゼットリアンから5位カズタンジャーまでの差も0.027しかありません。

「この馬が抜けている」という形ではなく、AIとしてはかなりの混戦判定です。

その一方で面白いのが市場とのズレ。1番人気ラムジェットはAI2位ですが、2番人気ギュルヴィ、3番人気メイショウズイウンはAI上位5頭に入らず、代わりに9番人気ジューンアヲニヨシと14番人気カズタンジャーを上位評価しています。

今回は、このズレを中心に見ていきます。

AI指数1位は2番ゼットリアン

AI1位は2番ゼットリアン。

p_win=0.1095です。

馬柱上でも◎が付いており、AIと馬柱評価が一致しました。

近走は、

  • 名鉄杯 2着
  • 平安S 9着
  • ブリリアントS 9着
  • 仁川S 4着
  • アルデバランS 1着

という成績。

今年2月のアルデバランSでは京都ダ1900mを1分58秒3で勝利。仁川Sでも阪神ダ2000mを4着と、大きく崩れてはいません。前走の名鉄杯も勝ち馬クールミラボーから0.6秒差の2着でした。

近3走だけを見ると「2着→9着→9着→」ではなく、平安SやブリリアントSで相手関係が強くなっていたことも考える必要があります。

今回のようなハンデ重賞で57kgなら、近走の重賞・リステッド経験を考えても極端に厳しい条件ではありません。

むしろAIが評価したのは、

大崩れしにくいダート中距離適性と、オープンでの安定感

でしょうか。

ただし、p_winは11%弱。

AI1位という肩書きほど「鉄板感」はありません。

今回のゼットリアンは、絶対的な本命というよりも、混戦の中で最も減点材料が少なかった馬と見る方が近そうです。

AI2位ラムジェット|実績は今回のメンバーでも上位

AI2位は13番ラムジェット。

p_win=0.1010です。

馬柱取得時では5.2倍の1番人気。こちらも馬柱上では○評価となっています。

近走を見ると、

  • 帝王賞 5着
  • フェブラリーS 8着
  • チャンピオンズC 3着
  • みやこS 4着

と、戦ってきた相手のレベルが明らかに違います。特に2025年チャンピオンズCではGIで3着。前走の帝王賞もミッキーファイトから0.8秒差の5着でした。

実績だけなら、今回のメンバーでは最上位クラスと言ってよさそうです。

一方で今回のポイントは59kg。

ゼットリアン57kg、マイノワール55kgなどと比較すると、明確に背負わされます。

それでもAIが2位まで評価しているということは、斤量差を考慮しても能力を高く見ているということになります。

ここは市場評価ともほぼ一致しています。

ただ、興味深いのはAIが1位にはしなかったこと。

「GI級の実績がある=今回も最有力」と単純には判断せず、59kgや近走の勝ち切れていない内容まで含めてゼットリアンの下に置いた形です。

今回のシリウスSでは、

能力ならラムジェット、条件込みならゼットリアン

というAIの評価になっているように見えます。

AI3位ジューンアヲニヨシ|9番人気評価とのズレが面白い

今回、最も気になる存在の一頭が1番ジューンアヲニヨシです。

AI3位。

p_win=0.0992。

ところが馬柱取得時点では14.4倍の9番人気でした。

AI1位ゼットリアンとの差は、

0.1095 − 0.0992=0.0103

しかありません。

つまりAI内部では、ほぼ上位グループの一角です。

今年の成績を見ると、

  • 平安S 11着
  • アンタレスS 12着
  • 仁川S 1着
  • アルデバランS 14着

と、かなりムラがあります。

ただし重要なのが仁川S。

今回と同じ阪神ダ2000mで、16頭立てを勝っています。ゼットリアンを0.2秒差の4着に退けたレースでもあります。

その後のアンタレスS、平安Sでは大敗しましたが、今回は再び阪神。

さらに4か月ぶりながら、馬柱上の休み明け成績は**[1.0.2.1]**。

休養明け自体が明確なマイナスとは言いにくい馬です。

この馬は今回のAI予想を検証するうえで非常に面白い存在です。

市場は「近2走の重賞大敗」をそれなりに評価へ反映。

一方AIは、

阪神ダ2000mの勝利実績などを含めれば、そこまで能力評価を落とす必要はない

と見ている可能性があります。

結果がどう出るか観察したいところです。

AI4位マイノワール|55kgでオープン初挑戦

AI4位は12番マイノワール。

p_win=0.0912。

馬柱では7.7倍の4番人気で、△評価。

前走の観月橋Sでは京都ダ1800mを勝利し、今回がオープン昇級初戦です。

その前の伊勢Sでも中京ダ1900mを3着。ダート中距離に転じてからの内容は悪くありません。

そして今回の大きなポイントが55kg。

ラムジェット59kg、カズタンジャー58kg、ゼットリアン57kgなどに対し、条件的には恵まれています。

重賞実績ではラムジェットなどに及びません。

しかしハンデ戦では、単純な実績順位がそのまま結果になるとは限りません。

近走で上昇してきた馬が軽い斤量で重賞へ挑む。

シリウスSらしいタイプと言えます。

AIも4位に置いており、市場でも4番人気。

ここはAIと人間の評価が比較的一致している馬です。

AI5位カズタンジャー|14番人気なのに指数は8.25%

そして今回、指数面で最も特徴的なのが15番カズタンジャー。

p_win=0.0825。

AI5位です。

ところが馬柱取得時では、

29.0倍・14番人気

でした。

今回のAI指数を見るうえで、最大の「市場とのズレ」はこの馬です。

近走は、

  • BSN賞 4着
  • 帝王賞 7着
  • 名古屋大賞典 5着
  • ダイオライト記念 3着
  • 佐賀記念 4着

と、着順だけ見ると勝ち切れてはいません。

しかし交流重賞を中心に使われており、相手関係は決して楽ではありません。

前走BSN賞でも59kgを背負い、勝ち馬メイショウズイウンから0.3秒差の4着。今回は58kgに1kg軽くなります。

特に面白いのは、前走で先着されたメイショウズイウンが今回3番人気なのに対し、カズタンジャーは14番人気想定という点です。

もちろん1着と4着の差はあります。

ただ、

0.3秒差だった両馬の市場評価がここまで開くのか

という点は気になります。

AIはその差をかなり小さく見ているのでしょう。

この馬が好走するようなら、「人気薄探索」という意味でAIらしい結果になります。

逆に大きく崩れるなら、交流重賞実績や過去の走破内容を過大評価している可能性があります。

市場2番人気ギュルヴィをAIは上位5頭に入れず

反対に、AIが評価を抑えている人気馬も見ておきます。

馬柱取得時点で2番人気だった6番ギュルヴィ。

5.8倍でした。

今年は、

2勝クラス1着
是政S 2着
丹沢S 1着
マーキュリーC 3着

と、かなり勢いがあります。

特に条件戦を突破してから重賞でも3着。

典型的な上がり馬です。

市場が評価するのも分かります。

ところがAI上位5頭には入りませんでした。

ここは今回の重要な観察ポイントです。

AIが、

「勢い」

よりも、

「既にオープン・重賞で繰り返し走っている馬」

を高く評価している可能性があります。

ラムジェットやカズタンジャーなどがまさにそうです。

ギュルヴィが勝つようなら、昇級馬の成長度をAIが十分評価できていない可能性も考えられます。

前走BSN賞勝ちのメイショウズイウンもAI圏外

もう一頭が3番メイショウズイウン。

馬柱取得時では7.5倍の3番人気です。

前走BSN賞では逃げ切って1着。

今回AI5位に入ったカズタンジャーを0.3秒差で退けています。

普通に近走だけ見れば、かなり買いやすい馬です。

しかしAIでは上位5頭外。

これも興味深いところです。

メイショウズイウンはBSN賞以前、

  • 阿蘇S 6着
  • 三宮S 9着
  • ブリリアントS 11着
  • アンタレスS 13着

でした。

前走だけ急激にパフォーマンスを上げています。

市場は直近の勝利を強く評価。

AIはもう少し長いスパンで能力を見ている。

そう考えると両者の評価差を説明しやすくなります。

今回、

「前走の上昇を信じる市場」対「過去数走を含めて見るAI」

という構図になっているのかもしれません。

AIと市場を比較するとかなり面白い

今回の上位を整理するとこうなります。

馬AI市場評価特徴
ゼットリアン1位5人気AIがやや高評価
ラムジェット2位1人気ほぼ一致
ジューンアヲニヨシ3位9人気AIが高評価
マイノワール4位4人気一致
カズタンジャー5位14人気大きな乖離
ギュルヴィ圏外2人気市場が高評価
メイショウズイウン圏外3人気市場が高評価

かなりはっきり分かれました。

今回のAI予想のポイントは、単純な「AI1位ゼットリアンが勝つか」だけではありません。

むしろ、

人気のギュルヴィ、メイショウズイウンを下げ、ジューンアヲニヨシ、カズタンジャーを上げた判断が正しいか

の方がモデル検証としては興味深いです。

指数差を見ると「上位5頭BOX」というレースでもない

もう一度p_winを並べます。

順位p_win
10.1095
20.1010
30.0992
40.0912
50.0825

1位と2位の差は0.0085。

2位と3位はわずか0.0018です。

つまりAI上では、

ゼットリアン・ラムジェット・ジューンアヲニヨシの3頭はかなり接近

しています。

さらに5位でも8.25%あります。

一頭へ強く寄った指数ではありません。

これは「AI1位だから強気」というよりも、

かなり不確実性の高いレース

と捉えた方がよさそうです。

これまでの検証でも、p_winが20%を超えるような突出馬と、10%前後で1位になるレースは同じ「指数1位」でも意味がまったく違います。

今回はこちらの後者です。

馬柱とAIを合わせると注目したい3つのポイント

今回、レース後に確認したいのは主に3点です。

まずゼットリアンとラムジェットの実績馬比較。

AIは59kgのラムジェットより57kgゼットリアンをわずかに上へ取りました。

次にジューンアヲニヨシの阪神ダ2000m適性。

近2走は大敗ですが、仁川S勝ちをどこまで再現できるか。

そして最後がカズタンジャーの市場との乖離。

14番人気想定に対してAI5位というのは、今回もっともAIらしい評価です。

的中だけを追うのであれば1着馬を見るだけで済みます。

しかしモデル改善という意味では、

「AIが市場と違う判断をしたところ」

を追った方が得られる情報は多くなります。

今回のシリウスSは、その意味でかなり面白いレースになりそうです。

まとめ

2026年シリウスSの競馬AI指数1位は、2番ゼットリアンのp_win=0.1095となりました。

続いて、

ラムジェット 0.1010
ジューンアヲニヨシ 0.0992
マイノワール 0.0912
カズタンジャー 0.0825

という順位です。

指数を見る限り、突出した本命馬はいません。

AI1位ゼットリアンも勝率10%台で、かなりの混戦判定です。

その中で市場評価との違いがはっきりしました。

1番人気ラムジェット、4番人気マイノワールはAIとも評価が一致。

一方でAIは、9番人気ジューンアヲニヨシ、14番人気カズタンジャーを上位5頭へ入れています。

反対に2番人気ギュルヴィ、3番人気メイショウズイウンは上位5頭外。

今回は「AI1位が当たるか」だけでなく、

AIが人気薄を引き上げ、人気馬を引き下げた判断に再現性があるのか

を観察するには非常に面白い一戦です。

特にカズタンジャーは、29倍前後の14番人気に対してAI5位。前走BSN賞でも59kgを背負って0.3秒差の4着でした。

この市場とのズレが単なるノイズなのか、それともAIが何かを拾えているのか。

レース後には、着順だけではなく各馬の位置取りや展開まで含めて振り返りたいと思います。

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