2026年7月12日、福島11RをAI指数と馬柱を掛け合わせて分析します。
今回のAI指数は、15番ヤマニンブークリエを勝率19.12%で1位に評価しました。2位の5番オーロラエックスも16.79%と高く、この2頭が指数上では一歩リードしています。
一方、想定人気を見ると、ヤマニンブークリエは6番人気、オーロラエックスは11番人気。さらに3位のボーンディスウェイは15番人気想定となっており、市場の評価とは大きく異なる結果になりました。
福島11RのAI指数上位5頭
| AI順位 | 印 | 馬番 | 馬名 | p_win |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ◎ | 15 | ヤマニンブークリエ | 0.1912 |
| 2位 | ○ | 5 | オーロラエックス | 0.1679 |
| 3位 | ▲ | 1 | ボーンディスウェイ | 0.0935 |
| 4位 | △ | 2 | コントラポスト | 0.0804 |
| 5位 | ☆ | 14 | オールナット | 0.0802 |
上位5頭の勝率を合計すると61.32%。
特に1位ヤマニンブークリエと2位オーロラエックスの合計は35.91%に達しています。3位ボーンディスウェイは9.35%まで下がるため、AIは上位2頭とそれ以下をある程度分けて評価していると考えられます。
ただし、1位でも勝率は20%を下回っています。ヤマニンブークリエを絶対的な軸としているのではなく、混戦の中で最も勝利に近い馬として選んだ形です。
想定人気とAI評価のズレ
p_winの逆数から単純な理論オッズを計算すると、次のようになります。
| 馬名 | AI勝率 | AI理論オッズ | 想定オッズ |
|---|---|---|---|
| ヤマニンブークリエ | 19.12% | 約5.2倍 | 8.6倍 |
| オーロラエックス | 16.79% | 約6.0倍 | 30.1倍 |
| ボーンディスウェイ | 9.35% | 約10.7倍 | 53.1倍 |
| コントラポスト | 8.04% | 約12.4倍 | 13.0倍 |
| オールナット | 8.02% | 約12.5倍 | 29.6倍 |
※想定オッズは変動前の目安です。
コントラポストは市場とAIの評価が比較的近い一方、オーロラエックス、ボーンディスウェイ、オールナットには大きな差があります。
今回のAIは近走着順だけでなく、着差、相手関係、過去実績、休養明けの成績などを含めて、人気薄を強く拾っている可能性があります。
◎15番ヤマニンブークリエ
新潟大賞典5着を素直に評価
AI指数1位はヤマニンブークリエです。
前走の新潟大賞典は、3番手から運んで5着。勝ったグランディアからは0.4秒差でした。
直線で大きく崩れたわけではなく、重賞でも先行して一定の粘りを見せています。昨年の菊花賞では16着でしたが、その後は日経新春杯7着、海外GⅠ5着、新潟大賞典5着と、中距離から長距離の重賞路線を歩んできました。
今回は56kgで出走。4歳馬として成長の余地が残るなか、重賞で大きく負けていない近走内容は評価できます。
また、前走の新潟大賞典では馬体重518kgで、今回は中7週。海外遠征後に一度国内で走っているため、ローテーションとしても前走より整いやすそうです。
AI勝率19.12%は今回のメンバーで唯一の19%台。想定6番人気であれば、市場よりもAIの方が高く評価している1頭です。
○5番オーロラエックス
前走6着でもAIは2位。休み明け2戦目に注目
AI指数2位はオーロラエックスです。
前走の都大路Sは6着。中団から運び、勝ったガイアメンテとは0.6秒差でした。着順だけを見ると目立ちませんが、オープンクラスで大きく離されてはいません。
今年1月の白富士Sは9着、昨年のエリザベス女王杯は16着と近走成績は振るわないものの、昨年10月のカシオペアSでは勝利しています。
今回注目したいのは、休養明け2戦目の成績です。
オーロラエックスは2走目が〔1・0・0・0〕。前走は約3か月半ぶりの実戦であり、一度使われた今回は上積みを期待できるタイミングです。
想定オッズは30.1倍の11番人気ですが、AI勝率は16.79%。1位ヤマニンブークリエとの差は2.33ポイントしかありません。
今回のAI指数で最も市場評価とのズレが大きい馬の一頭です。
▲1番ボーンディスウェイ
目黒記念11着も着差は0.6秒
AI指数3位はボーンディスウェイです。
前走の目黒記念は11着でしたが、勝ったファイアンクランツとの差は0.6秒。後方寄りの位置から上がり33秒7を使っており、着順ほど大きく負けた内容ではありません。
その前の大阪―ハンブルクC、ダイヤモンドSでも掲示板外となっていますが、近走は2500m以上の長距離戦が中心でした。
一方、昨年10月のオクトーバーSでは芝2000mを走り、勝ち馬から0.4秒差の3着。東京芝2500mのアルゼンチン共和国杯でも0.2秒差の8着に入っています。
7歳馬で近走の着順も地味なため、想定15番人気の53.1倍。しかし、AIは勝率9.35%を与えて3位に評価しました。
近走の着順ではなく、着差や末脚を重視した結果と考えられます。今回のAI上位馬の中では、最も人気薄となりそうな存在です。
△2番コントラポスト
安定した着差と休み明け2戦目
AI指数4位はコントラポストです。
前走のジューンSは5着。中団より前の位置で運び、勝ったカネラフィーナとは0.4秒差でした。
昨年のディセンバーSも0.4秒差の5着。京成杯オータムハンデでは3着、巴賞では2着と、芝1600~1800mで安定した走りを見せています。
大きく崩れるレースが少なく、近4走はいずれも勝ち馬から0.4秒以内です。
さらに、休み明け2戦目は〔2・0・1・0〕。前走が約6か月ぶりだったため、今回は得意な2走目に当たります。
AI勝率8.04%に対して想定オッズは13.0倍。市場評価とAI評価がほぼ一致しており、上位5頭の中では最も分かりやすく支持されている馬です。
☆14番オールナット
6か月ぶりでも鉄砲成績は3戦3勝
AI指数5位はオールナットです。
前走の日経新春杯は13着。ゲルチュタールから1.5秒差と大きく敗れました。その前の鳴尾記念も10着で、直近2走は結果が出ていません。
ただし、昨年9月のチャレンジCでは、グランヴィノスを退けて重賞を勝利しています。
今回最大のポイントは、約6か月ぶりの実戦であることです。
長期休養明けは不安材料にも見えますが、オールナットの鉄砲成績は〔3・0・0・0〕。休み明けでは一度も負けていません。
一方で今回は57.5kg。上位5頭の中では最も重い斤量を背負います。休養明けに加えて斤量もあるため、過去の鉄砲実績がどこまで通用するかが焦点です。
想定10番人気に対してAIは5位。近走成績よりも、重賞勝ちの実績と休み明け適性を評価していると考えられます。
AIが上位2頭を高く評価した理由
今回の指数は、ヤマニンブークリエとオーロラエックスを上位に置きました。
共通しているのは、前走で掲示板前後に入り、勝ち馬から大きく離されていない点です。
ヤマニンブークリエは重賞の新潟大賞典で0.4秒差。オーロラエックスは都大路Sで0.6秒差でした。
対してボーンディスウェイ、オールナットは近走着順こそ悪いものの、過去の重賞やオープンで一定の実績があります。
今回のAIは、直近の着順だけではなく、
- 重賞・オープンクラスでの着差
- 休養明けや2走目の成績
- 過去の好走条件
- 斤量
- 近走の位置取りと末脚
などを総合的に見ているようです。
まとめ
2026年7月12日福島11RのAI指数は、15番ヤマニンブークリエを1位に評価しました。
前走の新潟大賞典で5着、勝ち馬から0.4秒差という内容を素直に評価した形です。
AIの推薦順は次の通りです。
◎15番ヤマニンブークリエ
○5番オーロラエックス
▲1番ボーンディスウェイ
△2番コントラポスト
☆14番オールナット
注目は、想定11番人気のオーロラエックスがAI2位、想定15番人気のボーンディスウェイがAI3位に入ったことです。
人気馬をそのまま上位に並べた指数ではなく、近走の着差や過去実績から人気薄を拾った結果となりました。
ヤマニンブークリエが重賞での安定感を結果につなげるのか。それともオーロラエックスやボーンディスウェイが市場評価を覆すのか。
今回も着順だけでなく、AI上位馬がどの位置でレースを進め、最後まで脚を残せたかまで確認したい一戦です。



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