2026年6月28日に福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞。
3歳限定のハンデ重賞ということもあり、春のクラシック路線を歩んできた馬と、条件戦から勢いに乗ってきた馬の比較が難しい一戦です。
今回の競馬AI指数では、皐月賞やスプリングSを経験してきた13番サノノグレーターが1位となりました。
一方、指数2位以下は数値差が小さく、軽ハンデを生かしたいキンググローリーやコルテオソレイユ、人気薄のショウナンガルフ、スペルーチェまで混戦模様です。
ラジオNIKKEI賞のAI指数
| AI順位 | 印 | 馬番 | 馬名 | p_win | 斤量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ◎ | 13 | サノノグレーター | 0.1346 | 56.0kg |
| 2位 | ○ | 9 | キンググローリー | 0.0877 | 54.0kg |
| 3位 | ▲ | 6 | コルテオソレイユ | 0.0867 | 54.0kg |
| 4位 | △ | 7 | ショウナンガルフ | 0.0847 | 57.0kg |
| 5位 | ☆ | 16 | スペルーチェ | 0.0772 | 55.0kg |
指数1位サノノグレーターのp_winは0.1346。
2位以下には一定の差をつけていますが、勝率13%台であり、絶対的な本命というほどではありません。
また、指数2位キンググローリーから5位スペルーチェまでは0.01程度の範囲に収まっています。
サノノグレーターを中心としつつ、相手は斤量、距離適性、脚質を踏まえて広めに検討したいレースです。
◎13番サノノグレーター
AI指数1位は13番サノノグレーターです。
前走の皐月賞では、後方から運んで9着。着順だけを見ると強調しにくいものの、勝ち馬ロブチェンとの差は0秒8でした。
その前のスプリングSでも、後方から追い込んで勝ち馬アウダーシアと0秒2差の5着。中山芝1800mの重賞で上位と僅差に走っている点は、今回の福島芝1800mを考えるうえでも評価できます。
共同通信杯では6着に敗れましたが、葉牡丹賞では中山芝2000mを勝利。1800~2000mを中心に実績を積んできました。
今回の斤量は56kg。クラシック出走馬としては極端に重い条件ではなく、これまで戦ってきた相手関係を考えれば能力上位と判断できます。
課題は位置取りです。
近走は後方から運ぶ競馬が続いており、直線の短い福島では仕掛けが遅れると届かない可能性があります。
スプリングSのように早めから進出できれば、重賞初制覇が見えてきそうです。
○9番キンググローリー
指数2位は9番キンググローリーです。
前走の京都新聞杯では、2番手から積極的に運びましたが、直線で後退して13着。勝ち馬コンジェスタスから1秒2差でした。
ただし、京都新聞杯は芝2200mのGII。今回は芝1800mへの距離短縮に加え、斤量も前走の57kgから54kgとなります。
2走前のひめさゆり賞では、福島芝2000mを2番手から抜け出して勝利。勝ち時計は1分57秒8で、2着馬に0秒5差をつけました。
福島コースを経験していることに加え、先行して自分から動ける点は今回の条件に合いそうです。
未勝利戦から連勝した際も、逃げ・先行の形で結果を残しています。
距離短縮と軽ハンデを味方につけ、前走の大敗から巻き返す可能性があります。
一方、重賞では京都新聞杯の13着しか経験がなく、能力比較ではサノノグレーターに劣ります。
自分のペースで先行できるかどうかがポイントです。
▲6番コルテオソレイユ
指数3位は6番コルテオソレイユです。
前走は京都芝1600mの3歳1勝クラスを勝利。3番手から運び、ダークマルスとの接戦を制しました。
その前のフローラルウォーク賞でも2着に入り、芝1600mでは安定した成績を残しています。
朝日杯FSでは11着に敗れましたが、重馬場のGIを経験。ベゴニア賞でもドリームコアとタイム差なしの2着に入っており、マイル路線で一定の力を示しています。
今回は初めてとなる芝1800mへの距離延長が大きなポイントです。
これまでのレースでは好位から折り合って運べており、脚質面だけを見れば小回りの福島にも対応できそうです。
斤量54kgも魅力です。
ただし、前走は1勝クラスであり、今回は重賞への格上挑戦。距離延長と相手強化を同時に克服する必要があります。
AI指数ではキンググローリーとほぼ同等の評価となっており、軽ハンデを生かしてどこまで粘れるか注目です。
△7番ショウナンガルフ
指数4位は7番ショウナンガルフです。
掲載時点では単勝50倍台の人気薄ですが、AI指数では上位に入りました。
最大の評価材料は、2025年の札幌2歳Sを勝っている点です。
札幌芝1800mで後方から差し切り、ジーネキングとの接戦を制しました。今回と同じ芝1800mの重賞勝ちがあり、距離実績では上位です。
一方、その後はホープフルS14着、きさらぎ賞9着、日本ダービー17着と苦戦が続いています。
前走の日本ダービーでは最後方付近から運び、勝ち馬ロブチェンから1秒5差。今回は東京芝2400mから福島芝1800mへの大幅な距離短縮となります。
斤量は57kg。今回の指数上位5頭の中では最も重い斤量を背負います。
近走成績と斤量を考えれば手を出しにくい馬ですが、札幌2歳Sで示した1800m適性を考えると、完全に軽視するのも危険です。
クラシック路線で強い相手と戦ってきた経験が、相手関係の緩和によって生きる可能性があります。
人気薄だけに、復調していれば馬券的な妙味は大きそうです。
☆16番スペルーチェ
指数5位は16番スペルーチェです。
前走の橘Sでは、後方から追い込んで3着。芝1400mへの距離短縮にも対応し、上がり33秒3を記録しました。
その前の中山芝1600m・1勝クラスでは、好位から抜け出して勝利。後方一辺倒ではなく、流れに応じて位置を取れる点は強みです。
一方、朝日杯FSでは14着に敗れており、重賞では結果を残せていません。
今回は芝1400mから1800mへ距離が延びます。
過去の掲載成績は芝1600mまでとなっており、1800mへの対応は未知数です。
斤量は55kg。極端な軽ハンデではありませんが、サノノグレーターやショウナンガルフよりは斤量面で有利となります。
大外16番枠からの発走となるため、序盤でどの位置を取るかも重要です。
後方まで下げると福島の短い直線で届かない可能性があり、ある程度の位置を確保できるかが好走の鍵になります。
指数から考えるレース構図
今回の指数では、サノノグレーターが一歩リードしています。
ただし、サノノグレーターは後方からの競馬が多く、福島芝1800mでは展開に左右される可能性があります。
前で運べるキンググローリーとコルテオソレイユが54kg。サノノグレーターが後方でもたつけば、軽ハンデの先行馬が残る展開も考えられます。
キンググローリーは福島芝2000mの勝利経験があり、コルテオソレイユは近走の安定感が魅力です。
ショウナンガルフは57kgを背負いますが、札幌2歳Sを勝った1800m実績があります。
スペルーチェは距離延長が課題となるものの、前走で見せた末脚は魅力です。
指数上位馬を大きく分類すると、次の構図になります。
→クラシック実績と末脚のサノノグレーター
→軽ハンデと先行力のキンググローリー
→近走の安定感があるコルテオソレイユ
→重賞実績はあるが近走不振のショウナンガルフ
→距離延長に挑むスペルーチェ
福島の小回りコースを考えると、単純な能力比較だけでなく、位置取りと仕掛けのタイミングが結果を左右しそうです。
まとめ
2026年ラジオNIKKEI賞のAI指数1位は、13番サノノグレーターとなりました。
皐月賞9着、スプリングS5着というクラシック路線での実績があり、能力比較では上位です。
一方、福島芝1800mでは後方からの競馬が不安材料となります。
指数2位キンググローリーと3位コルテオソレイユは54kgの軽ハンデが魅力。前で運べれば、サノノグレーターを逆転する場面もありそうです。
指数4位ショウナンガルフは近走不振ですが、札幌2歳Sを勝った芝1800m実績を持っています。
指数5位スペルーチェは距離延長が課題ですが、前走の橘Sで見せた末脚は軽視できません。
AI指数の最終的な推薦順は以下の通りです。
◎13番サノノグレーター
○9番キンググローリー
▲6番コルテオソレイユ
△7番ショウナンガルフ
☆16番スペルーチェ
能力上位のサノノグレーターが重賞初制覇を果たすのか。
それとも、軽ハンデの先行馬や人気薄の実績馬が福島の小回りコースで粘り込むのか。
指数1位を中心にしながらも、相手には幅を持たせて考えたい一戦です。


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